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音楽でたべていく!そんな方へおススメの本

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こんにちは。おんじゅく代表(=音楽家のしごと塾) のじま えみ です。

このところ、気持ちの良い天気が続いていますね。

週末に出掛けられた方も多かったのではないでしょうか。

 

私はこのところ、論文執筆にあたりモヤモヤと悩む毎日を送っています。

テーマは「音楽家の事業経営について」。

音楽で食べていくためにはどんな事業経営をしたらよいのか、といった内容です。

そこで、毎日参考になりそうな本を読み漁っているのですが、

これまで数十冊読んだなかで、とてもいいなと思った本があったので、

今日はこのブログでご紹介したいと思います。

音楽で食べていくぞ!と息巻いている音大生のみなさん、

すでに音楽分野でご活躍のみなさん、おススメですよ(#^.^#)

 

■音楽でたべていく!そんな方へおススメの2冊

KIMG0100 (480x640)[1]未来型サバイバル音楽論 津田大介、牧村憲一著

子どもが減っている、ホームページやブログなどの活用はマストになってきている… 音楽家を取り巻くまわりの状況が変わってきていることは、なんとなくでもお感じになっている方が多いのではないでしょうか。この本では、主にIT技術の進展を背景に、具体的に何がどう変わってきているのか、それが音楽業界にどのような影響を及ぼしているのかについて、とてもわかりやすく簡潔に書かれています。私が興味深いなと思ったのは、音楽事務所など外部の助けを一切借りず、果てはレコーディングまで自宅で一人で行うという、まさにインディペンデントなインディーズミュージシャンの例。SNSなどを駆使したプロモーション、音源の売り方などは、音楽でたべていく!という方に、とても参考になると思います。

KIMG0099 (640x480)[2]始まりを告げる世界標準音楽マーケティング 高野修平著

コンサートへの集客に悩む音楽家は少なくありません。頑張って宣伝しても、身内ばかりで新規のお客様が増えない…原因のひとつとして、宣伝で伝えるべきメッセージが間違っている可能性があります。この本では「必要と思っていないものをマーケティングメッセージとして訴求されても、生活者には興味は湧かない」とあります。まさにその通り。例えば「ショパン生誕〇〇年コンサート この記念の年にショパンの音楽に酔いしれてみませんか?」というメッセージで宣伝した場合、もとともクラシック音楽、とりわけショパンについて興味関心がある人にとっては心に刺さるメッセージでしょう。しかし、クラシックになじみのない人、「ショパンよりEXILEだぜっ」ていうような人には、まったく届かないメッセージともいえます。誰に来てほしいのかを明確にし、それにあったメッセージで宣伝していくことが重要です。この本では、実際の事例を挙げながら、主にSNSを活用したマーケティングをいかにすべきかが書かれています。個人的には、きゃりーぱみゅぱみゅがなぜ売れているのかといったあたりがとても面白かったです。

 

今日は音楽で食べていく!そんな方におススメの本をご紹介しました。

それではまた!

今日も素敵な音楽を奏でましょう♪


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